BMI指数では隠れ肥満が分からない!


健康診断を受信すると、

身長と体重から計算されるBMI(Body Mass Index)と呼ばれている体格指数で

肥満度を判定されることがあります。



このBMI指数は、体重を身長の二乗で割って出た数値から判定し、

18.5以下は痩せてる、18.5以上~25未満は普通、

25以上は肥満ということになります。



例えば、身長が170cm、体重が65kgの人の場合は、

65kg ÷(1.7m×1.7m)= 22.49という数値になって、

普通と判定されます。



このように、18.5以下なら身長の割には体重が少なくて痩せている、

25以上なら身長の割には体重が多くて太っていると判断されるわけです。



しかし、このBMI数値は、

あくまでも身長と体重から単純に計算されたもので、

肥満の目安としてみなければなりません。



重要なのは、体内にどれだけの体脂肪が蓄積されているか、ということです。



中には、見た目は細く見えて、体重もそんなに多いわけでもないけど、

ちょっとお腹がポッコリとしているという人がいらっしゃいます。



そんな人は、内臓まわりに体脂肪が蓄積している内臓型肥満の恐れがあります。



筋肉量が少ないために体重が軽く、

そんなに目立たない程度に内臓まわりに体脂肪が蓄積して、

見た目も太っているように見えないため「隠れ肥満」と呼ばれますが、

BMI指数の計算では低い数値が出るので、肥満と判定されません。



このような隠れ肥満は、特に20歳代の若い女性に多く見られます。



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隠れ肥満は、筋肉量が少ないために全体の代謝レベルが低く、

朝は調子が悪かったり、ネガティブでやる気が起きなかったりという症状があらわれ、

さらに、基礎代謝量が低くて太りやすい体ということになります。



このままの状態で、30~40歳代を迎えると、

さらに、加齢の影響で筋肉量が減ってしまい、

基礎代謝量が低下してどんどん太りやすくなって肥満度が増していきます。



その結果、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などの重病を

招くリスクが高くなります。



このように大問題とされる体脂肪は、

体内に蓄積されると「アディポサイトカイン」と呼ばれる生理活性物質が

多く分泌されるようになります。



そして、このアディポサイトカインが、

動脈硬化や糖尿病など、さまざまな病気を誘発するといわれています。



隠れ肥満をはじめとする肥満体型の人は、

とても危険な状態なので、早急の改善が必要です。



体脂肪が蓄積してしまう原因の多くは、食べ過ぎの食生活にあるので、

まずは、今までの食生活を見直して、

適正な量の食事を栄養バランスを考えながら規則正しく摂るということが必要です。



そして、筋力トレーニングなどで筋肉量をアップし、

基礎代謝量を高めることを考えましょう。